開発裏話
Atom170Rのフックセッティングについて
こんにちは
今回は、**Atom170Rのフックセッティング**について、開発のこだわりや実釣テストを通じて見えてきた“ベストバランス”をお話しします。
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### ■ こだわりのフックセッティング
Atom170Rの開発にあたり、特に時間をかけたのが**フックセッティングの検証**でした。
フックはルアーのアクション、浮力、トレースラインなどに大きな影響を与える重要な要素。
だからこそ、「誰でも手に入れやすい」ことと「実釣性能の高さ」を両立させる必要がありました。
Hotmarketとして推奨しているのは以下の2つ:
* **カルティバ ST66**
* **がまかつ SPXH**
どちらも全国の釣具店で取り扱いが多く、太軸で安心して使えるフックです。
「最高のフック」よりも、「現実的に誰でも試せるフック」であることを重視しました。
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### ■ シングルフック事情と時代の変化
初代Atom170fをリリースしたのは約8年前。当時はプラグ用のシングルフックの選択肢も限られていました。
しかし今は、多くのメーカーからプラグ向けのフックが登場し、1店舗で複数の選択肢があるのが当たり前になっています。
そこで今回のAtom170R開発では、**@gongon\_29 氏**に協力を依頼し、
市販フック、自作フック、アシストラインの長さやバランスを徹底的にテストしてもらいました。
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### ■ 推奨セッティング(2025年版)
#### トレブルフック
* サイズ:**1/0〜2/0**
* 例:ラプターZ、STX-60など
* 条件:太軸で「伸びない」ことが重要
#### シングルフック
* ウェイト:**3.5g〜6g程度**
* 特徴:アシストラインは短めが◎(5mm程度推奨)
#### スプリットリング
* サイズ:**#6〜#7**
* 例:ファイターズリング(0.7g)
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### ■ 実釣から見えた応用セッティング
@gongon\_29 氏の実釣テストから、目的や状況に応じた細かな調整案も出ています。
* **フロントを重く** → ヘッドの入り◎、ただし浮き上がりは遅め
* **リアを重く** → アクションからの復帰がスムーズ
* **フロントトレブル × リアシングル/ツイン** → 振れ幅大きく、アピール力UP
* **リアをトレブルに** → ジャーク控えめだが、高速巻きで泡をまとって逃げるベイトを演出
また、アシストラインの長さも非常に重要で、**ラインアイより前に出るフックはNG**。
投げた瞬間にラインと絡んで、1投が無駄になってしまうためです。
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### ■ 最後に
いや〜、ここまで煮詰めると“釣れるルアー”というより、“信頼して投げられるルアー”になってきます。
マニアックな部分まで手を入れられるこの工程が、作り手として本当に楽しいんです。
今後も実釣のフィードバックを取り入れながら、さらなる進化を目指していきます。
ぜひ皆さんも、自分のスタイルに合ったフックセッティングを試してみてください!
ネットショップはこちらからどうぞ
Hotmarket_Handcrafted_Lures
メルカリ
**共同開発者**:[@gongon\_29](
**ルアー製作**:Hotmarket\_Handcrafted\_Lures
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